アロエ豆知識

アロエの歴史

現代に伝えられているアロエに関する最も古い記録は、紀元前1550年頃に書かれた古代エジプトの文書だと言われています。つまり今から約3500年前には、アロエの持つさまざまな力が人々の間に広まり、使われていたのです。

そんなアロエは、シルクロードを経て中国へ伝えられ、日本に伝わったのは、鎌倉時代とも室町時代とも言われています。そして江戸時代に、ポルトガルの宣教師によってキリスト教の布教とともに全国に広まり、九州や伊豆半島などの温暖な地域で繁殖したと考えられています。

アロエの名前の由来は“苦い”!?

アロエの特徴として思い出されるのは、その独特の苦味です。その苦味は、余りにも強烈だったためアロエの名前の由来にもなったほどです。「アロエ」というのはアラビア語で「苦い」という意味の「alloeh」から来ています。これがaloeになり、中国に伝わり、中国音でロエ (lu-weh) と言われました。これに蘆薈という字が当てられました。この読みからアロエのことを「ロカイ」と呼ぶ地域もあります。

日本のアロエの産地は?

温暖な気候を好むアロエは、日本国内でも1年を通じて比較的温かい地域で多く栽培されています。

【主な産地】・鹿児島県・静岡県・高知県・長崎県